2025/08/15 15:39


オフィシャルページにあるプロフィールでは、「GERUGAとは意味のない言葉。辿り着いた先に出来上がる未来の言葉。」と、綴ってあります。

その言葉からは、二人が生み出し歩み続けた先に「GERUGA」という言葉が、「GERUGAってこういう感じだったね」と、その人にとって意味を成してくることを目指し、モノ作りに努めていることが汲み取れます。

最初は、手作りのレザーウォレットから始まり、それに合うデニム衣料やカジュアルウェアの製作をスタートしています。
ブランド発足当時に齊藤さんと話したことを今でも覚えているのですが、
「様々なブランドのブランドネームタグを外して、バッと並べた時に、「あ~、これがGERUGAだね」と、分かってもらえるモノ作りをしたい。」と想いを語ってくれていました。

また、別の時に音楽の話しをしていた時にも、
「常に自らの壁を破る感じで、セールスというよりは自分たちと向き合って作り上げて、結果的にこちらが「うわ~っ」って衝撃を受け続けたのがブランキ―だったんだよね。」というような話しも印象的でした。
こういう言葉から、GERUGAの意志や想いが汲み取れるように感じます。

齊藤さんと堅太郎さんは普段からずっと笑っているし、仕事という意味では恐らくはめちゃくちゃ大変な作業をこなしていると思うのですが、大変な雰囲気を出さないですし、何かあっても下を向くことも無く、受け入れて前へ前へ進んでいます。

そのエネルギーや思想、行動力がGERUGAの洋服作りにも表れているようで、コレクション毎に"GERUGA"という殻を破ろうとしている意識が垣間見えるようです。

モノ作りの基本として、GERUGAの齊藤さんと堅太郎さんが好きなモノ、カッコいいと思うモノ、着ていて心地良いモノ、趣味であるバイクに乗る時に着用したいモノ等など、二人を構成する大切なキーワードからは外れたモノを製作することは無いのでしょう。
しかし、そうした殻をこちらが勝手に設けても展示会に行くたびに、「こういうのもアリなんだ!」や、「こんな配色とか良いんですか!?」と、思わせてくれる挑戦心。
こういうのは純粋にカッコイイですよね! というモノへのGERUGAらしいアプローチの仕方など、二人のモノ作りへの姿勢を見ているようで、毎回コレクションを見るのが楽しみです。

プロフィールにあった「GERUGAとは意味のない言葉。辿り着いた先に出来上がる未来の言葉。」という道は、誰しもが図らずとも設けてしまいがちな殻を破ってこそ、GERUGAらしさみたいなモノが出来上がっていくのかもしれません。
GERUGAのブランド紹介なのに、哲学的な話しになってしまいましたが、とっても良いブランドですよ。

難しく考えるのではなく、ひとつのカジュアルウェアブランドとして、まずは手に取ってみて欲しいですね!
それで、できたらなら着倒して欲しい。そんなブランドです。
どうぞ宜しくお願いします。